ある出来事の意味は人によって全然違うものだ

あまりに長い校長先生の話にへきえきした時に

 

ぼくが通っていた小学校では

毎日朝礼がありました。

 

校庭に集まって整列して
いろいろな話を聞いたり

ラジオ体操をしていました。 

 

特に校長先生の話が長くてね。

いつも飽きていました。

 

ぼくは背が低い方だったので

本当なら一番前なんですが

時々後ろの方に逃げて
悪ガキのお友達と

ダラダラしていたんですね。

 

ある日あんまり
校長先生の話が長いので

お話なんかそっちのけで
雑談をしていた時のことです。

 

校舎の屋根の向こうに

オレンジ色に光る玉が

いきなり5個ぐらい
現れたんですね。

 

あれは何だと

悪ガキ連中が

ザワザワしていると

その玉が急降下した

と思うと間も無く

急上昇し始めて

文字通りアッという間に

雲の彼方に消えて去った

のです。

 

あれはきっとUFOだ

 

などと話していました。

 

今となっては
本当の所は
確かめようもありません。

 

でもぼくにとっては

くだらない(としか思えなかった)

長い校長先生の話がなければ

ぼくたちがUFOを

見ることはなかったわけです。

 

意味のなさそうな

校長先生の長い話にも

意味はあるかもしれない

と思うぼくなのです。